コロナ時代はキャンプがトレンド

森の住民たち、以前に増してキャンプに熱いコロナ時代

2020年5月にドイツ国内で新規登録されたキャンピングカーは10,460台(前年同月比較で29%増)

1月~4月はロックダウンの影響で前年同期比0.3%減の登録数ではあるが、すべての自動車セグメントの中では最も少ない減少

1~4月はコロナ規制により海外からの需要は減少し、11,000台から前年比19%減の8,900台のキャンピングカーを輸出

ドイツキャンピングカー最大の販売市場はフランス
2019年フランスは5400台のキャンピングカーをドイツから購入
総額は2億3800万ユーロ越え

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レンタルキャンピングカーも人気

2020年6月下旬すでに70%のレンタルキャンピングカーが貸し出されている
ただスウェーデン旅行用に予約をしていたケースなどのキャンセルもあるので、若干予約の穴もあり

2020年夏休み期間のレンタル料はこれまでの20%増というケースが多い
(イースター休暇、5月からのシーズン共に壊滅的だったのでそれを埋めるための値上げ必須)

レンタル料はスタンダードタイプでハイシーズン1日平均約120ユーロ
一週間以内のレンタルは2、3割高
モデルやブランド、サイズによって差あり

購入価格8万ユーロ以上の高級車両も1日約150~160ユーロでレンタル可
ただ高級車両のレンタルを求める人は意外と少ない

モデルや移動時間にもよるが、1年に4~6週間以上の使用があるなら購入をすすめる
実際の購入者は金銭的な事より思いついたら出かけられるなど感情面での期待から購入に踏み切る人が多い
-CIVD(ドイツキャラバン産業協会)のマネージングディレクター談ー

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まとめ&ひと言

ドイツキャラバン産業協会

ドイツには1962年創設のキャラバン産業協会(CIVD)という大きな団体がある
ドイツキャラバン産業協会

CIVDにによると、ドイツ国内レジャー車両(キャラバン、キャンピングカー)の交通局登録車数は120万台(2019年1月)。
2018年の時点で112億(前年比9.1%増)、2019年は117億ユーロ(4%増)と過去最高の売り上げを記録。
10年間で業界売り上げは2倍以上になっていた。

 

飛行機で海外でどーん!というバブリーな休暇の過ごし方から比較的費用が抑えられ、環境に優しい休暇を求める傾向は以前から既に出来上がって来ていたが、今回のコロナでとどめといったところか。

 

そしてキャンパーである筆者が見たドイツキャンプ事情。
「自然の厳しさを体験するという我慢大会をしようなんて人はひとりもいない…」
どれだけ快適に過ごすか!が一番重要。
そのためには車両や部品、設備などに結構な投資を惜しまない。
でも日本で流行っている様なグランピングとはまた違う…
そんな快適キャンプの為に大切なのは「軽くてコンパクトで機能性があって長持ち、でも自然に優しい」。
もう日本のお家芸の様な気が…

欧州の自然派、キャンプ族といえばオランダ、ドイツ。
コロナ時代とて「No休暇、Noライフ」は譲らない。
どれだけ「密」を回避しながらどう休暇を過ごすか…
ロックダウン中ドイツの誰もが目眩めいていたに違いない。。。。