海外転職の履歴書・惹きつけるカバーレターの書き方

英文カバーレターの上手な書き方

カバーレターは転職第一関門である書類選考の中での第一ページ。雇用者が履歴書や推薦状をしっかり読んでくれるかどうかは、カバーレターで決まる。人を引き付ける英文カバーレターの書き方とは?

雇用者が応募書類を開けてまず考えるのは、“こっちが欲しい人材が応募してきたか?” 公募した側と応募した側がマッチしているかどうかを決定づけるのがカバーレターの役目。なので、海外転職のためのカバーレターでは、“私はあなたが求める人材像を理解して応募しております、私はあなたが探している人ですよ” というアピールが重要で、時候のあいさつその他の前置きは一般的には必要ない。

カバーレターには何を書くのか

どこで求人広告を見たのか

なぜそのポストに応募しようと思ったのか

なぜ自分がそのポストにふさわしいのか

雇用者が、カバーレターを読んで、“イメージ通りの人が応募してきたな” とか、“求人ポストにふさわしい人かもな” と思えば、次に履歴書をめくってくれるし、ちゃんと目を通してくれる。カバーレターの時点で、“なんだこの人?” と思われたら履歴書まで見ないかもしれないし、見てもその気になっていないので大事なところを見落としたり、すでに色眼鏡で見てしまったりする。そして、企業が探しているのは、あくまで求人ポストを埋めてくれる人であり、会社の役に立つ人であって、あいさつ文のきれいな人ではない。

カバーレターで、“求人広告が私にアピールしてきたし、私もあなたにアピールできるかもしれませんよ” という気にさせたら、次は履歴書と推薦状で本戦突入! 

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ABOUTこの記事をかいた人

大阪府出身。高校でテキサスの公立高校に1年留学、大学でカリフォルニア州UCSDに1年留学、西ドイツ銀行東京支店勤務後ロンドンビジネススクールでMBA。その後ブラウン社のドイツ本社で勤務、フランクフルト証券取引所に転職。現在フリーランスで国際コミュニケーション指導や通訳をする2児の母、フランクフルト在住。尊敬するのはイソップ寓話”アリとキリギリス”のキリギリス。子供が大きくなってきたので最近キリギリス業再開しました。